|
■
|
電光方式リアクトル始動器は第1図に示すように、主巻線T1と二次巻線T2が同一鉄心に逆向きに巻かれており、等価の逆インピーダンスを持っています。始動時には52MCを投入して主巻線T1により始動電流を抑制して始動します。回転が上昇して主回路電流が減衰した時点で42MCを投入すると、二次巻線T2に電流が分流し、そのとき磁束はお互いに相殺されて磁路は無誘導回路となり、リアクタンスは消去されて全電圧運転に移行します。
|
|
■
|
第3図の従来型のリアクトル始動器の場合、42MC(主回路用52MCと同容量必要)を投入してリアクトルコイルを直接短絡しますので、リアクトルの残留電圧によるIxと位相の違う電源よりのIとが複合した電流となり、42MC→モータに流入します。そのため42MCに大電流が流れたりチャタリングを起こしたりし易く、不安定な状態になり焼損等の事故が発生します。
|
|
■
|
電光方式リアクトル始動器はT1にI1、T2にI2の電流が分流され、その位相も変わることがなく、42MCにはT1/T2のインピーダンスに相応したI2が流れますので、小型のMCが採用可能で上記のような不安要素は全く無く、安心して使用できます。
|
|
■
|
無誘導回路方式にすれば始動から運転への切り替え時に主回路を断路することなくスムーズに移行できます。もし主回路の始動電流が十分に減衰しないうちに42MCを投入することがあっても、従来のリアクトルのような直接短絡ではなく主巻線・二次巻線間の相互誘導作用を利用した間接短絡である為、衝撃電流は少なくなります。また、負荷へのショックアブソーバーにもなるので、従来型リアクトル方式の最大の欠点が解消されました。42MCは流れる電流が分流により減少するので、小さなMCにすることが出来ます。
|
|
■
|
さらに高圧用では、第2図のように二次巻線T2は電気的に独立しているので42MCが低圧用スイッチで済み、省スペース化でき経済的です。
|
|
■
|
Vスター、VTスター、Cスター等電光工業の始動器は全てこの応用により、磁束をお互いに相殺して無誘導回路とし、リアクタンスを消去して全電圧運転に移行する方式となっています。 |