電圧降下とは、受電先の工場内において大容量のモータを使った負荷があり
それを始動させた際供給されている電圧が降下し照明のチラつきや機器の停止などの弊害が起こることです。
また使用先の工場のみならず近接の他工場や一般住宅などにも影響が出ることがあり、
電力会社から改善が出来るまでの間、使用禁止等の処置が出る場合があります。
対応機器(フリッカ補償器など)の導入 ⇒膨大な費用が掛る。
負荷容量の再検討 ⇒システム再構築など時間が掛る。
事例をご紹介いたします。
対象機器 | 立軸斜流ポンプ(2号機)6600v 50Hz 400kw(カゴ型モータ) |
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相談内容 | 東北電力殿より本機場給電条件として
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「目標としては瞬時電圧低下も3%以内として欲しい」とする旨の条件付けが有ったところ、当初計画のポンプ起動方式では瞬時電圧低下が10%を大幅に超える為、要対策との判定を受けて種々対策を検討した結果、効果・費用面等の総合判断により、弊社の特殊コンドルファ(Vスター)始動器を使用したシステムが採用となり、平成22年3月に対策検証試運転及び総合試運転が実施されました。
結果、瞬時電圧低下(最大2.68%)及び常時電圧変動とも東北電力殿の給電条件をクリアし、予定通り本機場の運用が可能となりました。
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